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新型「デミオ」は「マツダコネクト」を大規模アップデート、カーナビも改善「アクセラ」も対応予定(2/2 ページ)

新型「デミオ」の購入を検討する上で、心配する声が多い車載情報機器「Mazda Connect(マツダコネクト)」。新型デミオ投入に合わせて大規模なソフトウェアアップデートを行い、カーナビゲーションの使い勝手の改善や動作安定性の向上を図ったという。

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ソフトウェアのバージョンは33

 一部報道では、新型デミオの発売は2014年夏ごろを予定していたという。発売が同年9月以降にずれ込んだ理由の1つとして挙げられていたのが、マツダコネクトの改良だ。

 2014年9月11日に行われた新型デミオの発表会場で、新型デミオに搭載する上でのマツダコネクトの改良点を聞くことができたので紹介しよう。

 新型デミオにおけるマツダコネクトの変更点は4つある。1つ目は、マツダコネクトの操作インタフェースとなるコマンダーの後方にアームレストを設置したことだ。新型デミオのコマンダーは、運転席に対する相対的な高さがアクセラよりも低めの位置にある。そこで、コマンダーを操作するときに腕が疲れないように手を支えられるアームレストを新たに設けた。

後方にアームレストが設置された操作コマンダー(左)とダッシュボード下部に集約されたCD/DVDトレイとデバイスコネクタ(クリックで拡大)

 2つ目は、カーナビゲーション機能用のSDメモリーカードインタフェースや、スマートフォンとの接続に用いるUSBコネクタなどのデバイスコネクタを、CD/DVDトレイのあるダッシュボード下部に集約したことである。アクセラの場合、車室内中央のセンターコンソールにデバイスコネクタは設置されていた。

車両イメージも「デミオ」のものに置き換えられている
車両イメージも「デミオ」のものに置き換えられている(クリックで拡大)

 3つ目の変更点は、マツダコネクトの機能のうち車両イメージを使うものについて、デミオの車両イメージに置き換えたことである。

 そして4つ目の変更点が、待望の大規模ソフトウェアアップデートだ。カーナビゲーション機能で、高速道路を途中に挟んでルートを設定する際に高速道路の入口位置や出口位置が表示されなかったり、走行ルートの残り走行距離などの表示位置が分かりにくかったりといった問題を改善した。また、ソフトウェアの動作安定性を大幅に高めたとしている。展示車のソフトウェアのバージョンは33となっていた。

 新型デミオもアクセラもマツダコネクトの基本的なハードウェア構成は同じである。このため、新型デミオに適用した大規模ソフトウェアアップデートは、アクセラでも順次利用可能になるとみられる。

 マツダの説明員は、「新型デミオのお客さまに自信を持ってマツダコネクトを使ってもらえるように仕上げた」と述べている。

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