マツダが「アテンザ」「CX-5」を改良、全車「マツダコネクト」標準装備に:車載情報機器
マツダは、フラッグシップモデル「アテンザ」とSUV「CX-5」を改良し、2015年1月7日に発売すると発表した。新世代ヘッドライトシステム「アダプティブ・LED・ヘッドライト」などの新技術を採用する他、「アクセラ」から導入している「Heads-up Cockpit」と「マツダコネクト」も全車標準装備となる。
マツダは2014年11月20日、フラッグシップモデル「アテンザ」とSUV「CX-5」を改良し、2015年1月7日に発売すると発表した。税込み価格は、アテンザが276万4800〜396万9000円、CX-5が244万6200〜348万8400円。
同社は新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)」を採用した新世代商品群を展開している。その第1弾が、2012年2月発売のCX-5であり、第2弾が2012年11月発売のアテンザだった。今回の改良では、新開発の技術を採用するとともに、「アクセラ」や「デミオ」など、CX-5やアテンザ以降に搭載した技術も導入した。
新開発の技術となるのが、新世代ヘッドライトシステム「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」である。「CEATEC JAPAN 2014」で披露したLEDアレイ方式の防眩ハイビームを使って、対向車両や先行車両のドライバーを惑わすことなく、常時ハイビームでの走行を行えるシステムだ。
このALHを含めて、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が大幅に進化した。車線を認識してステアリング操舵トルクのアシストやステアリング振動警報によって運転操作をサポートする「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」と高速走行時のドライバーの運転状態をチェックし適度な休憩を促す「ドライバー・アテンション・アラート(DAA)」は同社初採用となる。デミオから導入している、自車の後方や側方から接近する車両を検知する「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」も加わった。さらに、中高速での走行時に先行車両との衝突の回避や被害軽減をサポートする「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」について、対応可能な相対速度差を拡大した。
車内に伝わる騒音の低減も図られた。アテンザでは、荒れた路面走行時の騒音で従来比約10%、高速走行時で同約25%低減した。CX-5は、高速走行時で同約10%の低減を実現している。クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」搭載車では、これまでなかった四輪駆動システムを新たに設定した。
また、アクセラから導入を始めた、独自のヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)コンセプト「Heads-up Cockpit」も採用された。Heads-up Cockpitのコンセプトに不可欠な車載情報機器プラットフォーム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」は、アクセラ、CX-5とも全車標準装備となった。
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