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重量物の上げ下ろし作業を補助するパワードスーツが開発、2015年に量産へロボット関連ニュース

アクティブリンクは、物流現場などでの負荷を軽減する荷役作業用パワードツース「アシストスーツAWN-02」を開発した。2015年度中に量産を開始する予定だ。

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 アクティブリンクは2014年8月27日、物流現場などでの負荷を軽減する荷役作業用のパワードツース「アシストスーツAWN-02」を開発したと発表した。2015年度中に量産を開始し、販売は三井物産およびパナソニックを通じて行う予定。レンタルやリースでの提供も検討する。

 このAWN-02は同社が開発した研究用パワードスーツ「PLL-01」から体幹曲げ伸ばし補助機能のみを取り出したもので、体の動きを内蔵するセンサーで検知、重量物の上げ下ろし動作において、腰部モーターで装着者の腰にかかる負担を軽減する(関連記事:ハイブリッド型歩行制御スーツ「ニンジャ」、NEDO支援で開発)

 PLL-01は人間の脚部全体の動作サポートを目的としていたために複数箇所にモーターを備えており、荷役作業のサポート用としては重量やコスト面での問題を抱えていたが、AWN-02では目的を腰部負担の軽減だけに特化することで前述の問題を解決した。モーター数は2基(PLL-01は7基)、重量は7kg台である。リチウムイオンバッテリーで駆動し、稼働時間は約150分だ。

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「アシストスーツAWN-02」(出典:アシストリンク)

 さらには「荷物の持ち上げを補助する」「上体を保持したまま荷物の運搬を補助する」など、腰部の位置センサー検出した姿勢や動きから自動で動作モードを切り替えるアルゴリズムが新規開発されており、装着者は特別な操作をすることなく、重量物の上げ下ろし時、パワードスーツによる負担軽減という恩恵を受けることができる。

 本製品は物流分野だけではなく農業や工業などの他分野での利用も検討されており、同社では2014年9月より福井県内の農家と連携しての実証実験も行う。また、2014年9月11〜12日に開催される産学マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2014」の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブースに展示される。

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