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ハイブリッド型歩行制御スーツ「ニンジャ」、NEDO支援で開発ロボット関連ニュース

アクティブリンクは、歩行のアシスト制御と受動歩行制御を両立したハイブリッド型パワードスーツ「パワーローダー ライトPLL-04忍者(ニンジャ)」を発表した。傾斜地での作業効率が求められる林業や農業分野での活用が期待され、3年以内に実用化を目指す。

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 アクティブリンクは2014年4月14日、歩行のアシスト制御と受動歩行制御を両立したハイブリッド型パワードスーツ「パワーローダー ライトPLL-04忍者(以下、ニンジャ)」を開発したと発表した。本技術をベースに、傾斜地での作業効率が求められる林業や農業分野で実証実験を進め、3年以内に実用化を目指す。

 ニンジャは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)平成24年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業「作業支援用軽量パワードスーツの実用化開発」の支援を得て実現したもの。2003年にパナソニック(当時、松下電器)の社内ベンチャー制度から設立したアクティブリンクが、開発・研究を進めてきた。

 従来開発品(PLL-01)と比較し、制御するモータの数を大幅に削減、消費電力を抑えることで使用時間を約3倍に向上した。歩行性能を表す指標の1つである最高歩行速度は、時速12kmを実現している。総重量は約15kg。

パワーローダーライト PLL-04 忍者利用イメージ

 従来のパワードスーツは、歩行に必要な主要関節となる腰、ひざ、足首などの複数箇所にモータを配置していた。歩行していない状態でも各モータが駆動するため、消費電力が大きく、電池駆動であるパワードスーツの使用時間に課題があったという。

 新開発のニンジャでは、ひざ関節部のモータを、関節をロック/解除する機構部品に置き換えることで、立った姿勢でニンジャの脚が上半身の重量を支える構造を実現。荷物などの持ち上げ時にサポートが必要となる腰部のみにモータを配置するといった、シンプルな構造に改良した。

 歩行制御時には、スーツ装着者が能動的に歩き始める際にはモータで、安定歩行に入った後は受動歩行技術を応用した制御を行う、ハイブリッド型の歩行制御を実現。平地の歩行だけでなく、階段や傾斜地でも歩行をアシスト可能としている。


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