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テムザック、医療ロボットの研究拠点を鳥取に設立:歩行支援ロボットの開発も 医療機器ニュース
九州のロボットベンチャー・テムザックが医療ロボットの研究・開発を目的とする研究開発子会社「テムザック技術研究所」を設立。歩行支援ロボットの開発も進めていくという。
九州のロボットベンチャー企業・テムザックは2014年2月14日、医療ロボットの研究・開発を目的とする研究開発子会社「テムザック技術研究所」を鳥取県米子市に設立したと発表した。
同社は現在、鳥取大学医学部附属病院と自動推進式内視鏡の共同開発を実施。新会社は同大学との医療ロボット研究活動を本格化するためのもので、鳥取県の支援を受けて設立する。
新会社の詳細は以下の通り。
名称 | 株式会社テムザック技術研究所 |
---|---|
所在地 | 〒683-0812 鳥取県米子市角盤町一丁目55番2 |
設立登記日 | 2013年12月9日 |
資本金 | 1500万円 |
代表取締役会長 | 高本 陽一 |
代表取締役社長 | 檜山 康明 |
開発項目 | 医療用ロボットなどの研究・開発 |
株主構成 | 株式会社テムザック(100%) |
2000年に設立したテムザックは、ロボットベンチャーとして危険現場作業ロボットや歯科患者ロボットなどを商品化。2012年には初の黒字化を達成している。また2011年には、ロボット量産製造を行う拠点として「テムザックフォルモサ」を台湾に設立、2012年には東北復興を目的として介護ロボット・原発廃炉ロボットなどの開発を行う「アイザック」を福島県会津若松市に設立している(関連記事:「「こたつに入ったまま“雪かき”できる」――会津生まれの遠隔操作除雪ロボット」)。
今後は、「ロボット事業(商品展開・事業戦略)」を主業務とするテムザック、「量産製造」を台湾のテムザックフォルモサ、「医療ロボットの先端研究開発」をテムザック技術研究所、といった分業体制でロボット産業の創出を行っていくという。
今後、テムザック技術研究所では、歩行支援ロボットの開発も進めていく予定。台湾の「工業技術研究院(ITRI)」や鳥取大学医学部附属病院などと共同研究も予定しているという。
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