ニュース
デンソーが自動運転の公道試験を開始、愛知県の交通事故抑止プロジェクトで:安全システム
デンソーは2014年6月下旬から、高度運転支援技術の開発に向けた公道走行試験を、愛知県の南知多道路で開始した。安全運転の支援とドライバーの運転負荷軽減を目的にしており、単一レーン内の自動運転や自動レーンチェンジなどを実施するという。
デンソーは2014年7月14日、同年6月下旬から高度運転支援技術の開発に向けた公道走行試験を、愛知県の南知多道路で開始したと発表した。安全運転の支援とドライバーの運転負荷軽減を目的にしており、単一レーン内の自動運転や自動レーンチェンジなどを実施するという。
同社はこれまで、テストコースを使って高度運転支援技術の開発を行ってきた。今回の公道走行試験により「テストコースでは得ることができない課題を抽出/分析/解決し、技術の確立を目指す」(デンソー)としている。
なお同試験は、愛知県内の企業・団体が参加して実施している交通事故抑止に関するプロジェクトチーム「自動車安全技術プロジェクトチーム」の活動の一環として実施される。デンソー以外では、トヨタ自動車、三菱自動車、アイシン精機、アドヴィックス、オムロンオートモーティブエレクトロニクス、愛知県立大学、名古屋大学などが参加している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 自動運転の決め手は準天頂衛星? 測位精度±10cmでEVの無線充電も自動化
デンソーは、「第20回ITS世界会議東京2013」において、自動駐車や自動充電を可能にする自動運転技術を披露した。準天頂衛星を用いたGPS信号による高精度測位が重要な役割を果たしている。 - トヨタの自動運転はプラチナバンドの車車間通信を活用、2010年代半ばに商品化
トヨタ自動車は、自動運転技術の1つとして、高速道路や自動車専用道路向けの次世代高度運転支援システム「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト(AHDA)」を開発した。2010年代半ばを目標に商品化する予定。AHDAの説明映像も公開されている。 - グーグルが自動運転車を新開発、ハンドルもアクセルもブレーキもなし
Google(グーグル)が新たな自動運転車を開発した。“完全な”自動運転車として一から設計しているため、ハンドルやアクセル、ブレーキといった、ドライバーが自動車を運転するための操作系統を持たない。