「CarPlay」対応企業・ブランド数が31に、7割が「Android Auto」との両対応:車載情報機器
Appleは、車載情報機器とスマートフォン「iPhone」を連携させる機能「CarPlay」に対応する企業の情報を更新。CarPlayに対応する企業・ブランドの総数は31となった。
Appleは、車載情報機器とスマートフォン「iPhone」を連携させる機能「CarPlay」に対応する企業の情報を更新した。
2014年3月にCarPlayを発表した際には、2014年内に対応車両を発売するFerrari(フェラーリ)、ホンダ、Hyundai Motor(現代自動車)、Jaguar Land Rover(ジャガーランドローバー)のジャガーブランド、Daimler(ダイムラー)のMercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)ブランド、Volvo Cars(ボルボ)の6社・ブランドを筆頭に、BMWグループ、General Motors(GM)のChevrolet(シボレー)とOpel(オペル)の両ブランド、Ford Motor(フォード)、Kia Motors(起亜自動車)、ジャガーランドローバーのランドローバーブランド、三菱自動車、日産自動車、Peugeot(プジョー)とCitroen(シトロエン)の両ブランドを展開するPSAグループ、富士重工業、スズキ、トヨタ自動車の12社・ブランドが対応を表明していた。合計で18社・ブランドとなる(関連記事:「iOS in the Car」の正式名は「CarPlay」、トヨタや日産、ホンダなど16社が採用)。
このほど更新されたCarPlay対応企業やブランドのロゴが掲載されているAppleのWebページでは、Audi(アウディ)、FIAT Chrysler Automobiles(フィアット クライスラー)傘下のAbarth(アバルト)、Alfa Romeo(アルファロメオ)、クライスラー、Dodge(ダッジ)、フィアット、Jeep(ジープ)、Ram(ラム)の7ブランド、マツダのロゴが加わった。PSAグループについては、PSAグループの企業ロゴに替わって、プジョー、シトロエン、シトロエンDSの3つのブランドロゴが加わっている。またジャガーについては、2014年内対応から、対応予定に変更された。
さらにCarPlayへの対応を予定している市販カーナビゲーションシステムメーカーとして、アルパインとパイオニアのロゴも加わっている。
今回の更新により、CarPlayに対応する企業・ブランドの総数は31となった。
多くの企業が「Android Auto」との両対応
Androidスマートフォンでも、CarPlayと同等の機能となる「Android Auto」の開発が進められている(関連記事:車載Android推進団体OAAの参加規模が6倍に、2014年末に「Android Auto」も登場)。このAndroid Autoを推進する「オープン・オートモーティブ・アライアンス(OAA)」には、CarPlayに対応する31の企業・ブランドが多く参加している。OAAに参加するのは、ホンダ、現代自動車、ボルボ、シボレー、オペル、フォード、起亜自動車、三菱自動車、日産自動車、富士重工業、スズキ、アウディ、アバルト、アルファロメオ、クライスラー、ダッジ、フィアット、ジープ、ラム、マツダ、アルパイン、パイオニアの22社・ブランド。これは、CarPlay対応企業・ブランド数の約70%に当たる。
CarPlayだけに対応するのは、フェラーリ、メルセデス・ベンツ、ジャガー、ランドローバー、BMWグループ、トヨタ自動車、プジョー、シトロエン、シトロンDSの9社・ブランド。一方、OAAに参加しながらCarPlayへの対応を表明していないのは、Volkswagen(フォルクスワーゲン)グループ傘下のBentley Motors(ベントレー)、SEAT(セアト)、Skoda(シュコダ)、Volkswagen(フォルクスワーゲン)、フィアット クライスラー傘下のMaserati(マセラティ)、Renault(ルノー)の6社・ブランドとなる。
ただし、CarPlayへの対応のみを表明しているメルセデス・ベンツとトヨタ自動車はAndroid Autoへの対応を検討している。OAAに参加しながらCarPlayへの対応を表明していないフォルクスワーゲングループの5つのブランドについても、同グループのアウディがCarPlayとAndroid Autoへの両対応を表明していることから、今後は両対応になる可能性が高い(関連記事:アウディは「CarPlay」と「Android Auto」に両対応、2015年から)。
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