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安川電機、インバータの技術課題を克服したマトリクスコンバータの受注開始FAニュース

電源高調波を抑制し、電源電流ひずみ率を5%以下、入力力率を0.98以上とした。さらに双方向スイッチを用いることで回生能力を持たせ、連続回生動作が可能となっている。

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 安川電機は2014年4月1日、新形マトリクスコンバータ「U1000」の受注を開始した。

 U1000では、モータの可変速ドライブに用いるインバータをめぐって技術課題となっている電源高調波を抑制。特別な対策なしで、電源電流ひずみ率5%以下、入力力率0.98以上を達成した。これにより、電源設備の容量が小さくて済み、電源設備の小形化が可能となった。

 また、同じくインバータ関連の技術課題となっていた回生電力も有効活用できるようにした。双方向スイッチを用いることで回生能力を持たせ、連続回生動作が可能となっている。回生電力を熱として捨てずに有効利用できるため、省エネ。制御盤の小型化・低発熱にもつながっている。

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マトリクスコンバータ「U1000」

 これらの機能はU1000単体で備えている。シンプルなシステム構成で済むため、エネルギー損失を低減し、高効率になった。

 ラインアップも豊富で、200V級が5.5〜55kW、400V級が2.2〜500kWと従来より容量の幅を広げ、さまざまな機械装置のニーズに対応可能となった。用途は、冷凍機械、クレーン、ビル空調、エスカレータ、立体駐車場、垂直搬送機、遠心分離機、プレス機械など。

 2014年4月1日に受注を開始するのは、200V級で5.5〜55kW、400V級で2.2〜220kW。その他の機種は順次受注開始予定。価格はオープン。

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