インフォセンスとインフォアが物流管理ソリューションで協業強化:製造ITニュース
インフォセンスは導入コンサルティングだけではなく、ライセンス販売からシステム構築、運用、保守など、物流管理ソリューション「Infor Supply Chain Execution(SCE)」に関わる全てを同社主体で提供。インフォアはInfor SCE導入に関する技術支援および販売支援を担当する。
インフォセンスとインフォアジャパンは2014年4月7日、インフォアの提供する物流管理ソリューション「Infor Supply Chain Execution(SCE)」の販売促進をめぐる協業を強化すると発表した。
両社は2007年から倉庫管理システム「Infor WMS9.0」の販売促進で協業。今回、新たにインフォアの最新のチャネルパートナー契約である「Infor Partner Network Agreement」を締結した。この契約により、インフォセンスは導入コンサルティングだけではなく、ライセンス販売からシステム構築、運用、保守などInfor SCEに関わる全てを同社主体で提供することが可能となった。インフォアはInfor SCE導入に関する技術支援および販売支援を担当する。
インフォセンスは今後、同社の持つ物流管理システムの導入経験・ノウハウを基に、Infor SCEの販売・導入支援などに当たる。業務全体の見直しからシステム構築までの期間は最短6カ月。導入以降も運用・保守までをワンストップで支援するとしている。
Infor SCEは、物流現場の作業支援、管理を扱う実行系倉庫管理パッケージ。豊富な業務機能をそろえ、入出庫、在庫管理といった情報管理にとどまらず、リアルタイム管理による倉庫業務の可視化、物流管理力を強化する。
今回の協業強化によりインフォセンスは、3年後にSCE関連ビジネスを5億円に拡大することを目標としている。
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