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ブリヂストンがロシアで新工場の鍬入れ式――2016年生産開始:工場ニュース
ブリヂストンはロシアに新たに建設する新工場で鍬入れ式を実施した。新工場では乗用車用ラジアルタイヤをロシア、CIS市場向けに生産する。
ブリヂストンは2014年4月1日(現地時間)、ロシアに新たに建設する乗用車用ラジアルタイヤ工場の建設予定地で、鍬入れ式を実施した。
新工場は、ロシアのウリヤノフスク州ザヴォルジェ工業団地に建設し敷地面積は81ヘクタール。従業員数は2018年下期までに800人を計画する。生産開始は2016年上期で、ロシア・CIS(旧ソ連諸国により結成されているゆるやかな国家連合体)市場向けの乗用車用ラジアルタイヤを生産する。生産能力は2018年下期に日産約1万2000本とする計画だという。
ロシア・CIS地域では、新車販売も堅調に推移しており、新工場により今後のタイヤ需要の成長に対応していく方針だという。
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