トヨタが超小型EV「i-ROAD」のモニター調査を首都圏で実施、5色ボディカラーで:電気自動車
トヨタ自動車は、2014年3月24日〜6月初旬までの間、東京・神奈川などの首都圏において、超小型電気自動車(EV)「TOYOTA i-ROAD」のモニター調査を実施する。「ジュネーブモーターショー2013」で初披露したモデルと比べて、2人乗りから1人乗りでになるとともに、最高速度が時速45kmから同60kmに引き上げられた。
トヨタ自動車は2014年3月20日、同年3月24日〜6月初旬までの間、東京・神奈川などの首都圏において、超小型電気自動車(EV)「TOYOTA i-ROAD」の日常的な使用での使い勝手を検証するモニター調査を実施すると発表した。
今回のモニター調査は、i-ROADに興味・関心を持つ人や、新規性が高い商品に幅広い見識を持つ有識者など計20人程度を対象に車両10台を用いて実施する。i-ROADを普段の生活の中で使った際の使用感や満足度をはじめ、都市部利用での使いやすさ、目的地選択に与える影響や行動変化など、新しいモビリティとしての利用価値を検証するとしている。
i-ROADは、2013年3月開催の「ジュネーブモーターショー2013」で初披露した2人乗りの超小型EVである(関連記事:トヨタ自動車の超小型EVはコーナーでバンクする、最高時速は45kmと安全設計)。2013年10月開催の「CEATEC JAPAN 2013」では、国内で利用できるよう1人乗りにするなどの改良を施したコンセプトモデルを公開している(関連記事:超小型EV「i-ROAD」の国内版は1人乗り、2014年初からカーシェアで利用可能に)。2014年初頭から、トヨタ自動車が愛知県豊田市で実証運用している都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」での運用を始めたばかりだ。
今回のモニター用車両は、利便性や視認性をさらに向上するとともに、車両後部周辺をより軽快感のあるデザインに変更。また、ワクワクした気持ちと高揚感を持って運転できるように、全5色のカラーバリエーションを設定している。
外形寸法は全長2345×全幅1455×全高1455mm。ジュネーブで公開したi-ROADと比べて、全長が5mm短く、全幅は605mm広くなり、全高は10mm大きくなった。ホイールベースは1695mm。車両重量は300kg。ジュネーブでは、最高速度が時速45kmだったが、今回は第1種原動機付自転車の最高速度と同じ時速60kmまで引き上げられている。満充電からの走行距離は50km(時速30kmでの定速走行時)である。
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