トヨタが10年をかけて進化させたパーソナルモビリティ、「i-ROAD」が市街を走る:電気自動車
トヨタ自動車が、「第83回ジュネーブ国際モーターショー」で公開した、都市内部の近距離移動に用いる超小型電気自動車(EV)「i-ROAD」は、同社が10年かけて進化させてきたパーソナルモビリティの最新コンセプトだ。市街を走行するi-ROADのイメージ映像が、Youtubeで公開されている。
トヨタ自動車が、「第83回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開日2013年3月7〜17日、スイス・ジュネーブ)で公開した、都市内部の近距離移動に用いる超小型電気自動車(EV)のコンセプトカー「TOYOTA i-ROAD(以下、i-ROAD)」(関連記事)。
カーブなどを曲がる際の遠心力に合わせて、車体の傾きを最適かつ自動的に制御する「アクティブリーン機構」や、二輪車に迫る小型サイズに注目が集まっているが、国土交通省が2013年1月から認定制度の運用を始めた、2人乗りの超小型車向けに急きょデザインされたわけではない。
トヨタ自動車は、2003年の「東京モーターショー」で発表した「PM(Personal Mobility with visual communication system)」以降、パーソナルモビリティを提案し続けてきた。2005年3〜9月に開催された「愛・地球博」では、PMをさらに進化させた「i-unit」を、同年10月の東京モーターショーでは、「i-swing」を発表している。そして、2007年の東京モーターショーでは、より実用化に近付けた「i-REAL」を披露した。
トヨタ自動車は、第83回ジュネーブ国際モーターショーの会場で使用している「i-ROAD」の走行イメージ映像をYoutubeで公開している。この映像の冒頭では、同社がこれまでに発表したパーソナルモビリティのコンセプトカーを紹介。i-ROADは2人乗りではあるものの、「i」から始まる車名の通り、同社のパーソナルモビリティの最新コンセプトに位置付けられていることが分かる。その後で、4台のi-ROADが市街を自由に走行する様子なども描かれている。
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