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三菱電機、パワー半導体関連の開発強化を図る設計技術棟を稼働:製造マネジメントニュース
分散していた営業・開発・設計技術部門を、設計技術棟へ集約。各部門の連携を強化することで、パワー半導体関連の新技術・新製品開発を加速する狙いがある。
三菱電機は2014年3月10日、同社・パワーデバイス製作所(福岡県・福岡市)内に新設した設計技術棟の稼働を開始した。
敷地内に分散していた営業・開発・設計技術部門を、設計技術棟へ集約する。各部門の連携を強化することで、需要が拡大・多様化するパワー半導体関連の新技術・新製品開発を加速する狙いがある。
設計技術棟は環境に配慮し、断熱性向上によって空調負荷を軽減、人感照度センサー付きLEDによる照明を導入して、自然採光・自然換気などを重視した設計になっている。さらにエネルギー消費を制御管理する自社製システム「Facima」も導入。そうした取り組みの結果、環境性能について高い評価を受け、福岡市建築物環境配慮制度の「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)福岡」で最高評価のSランクを取得している。
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