マクラーレン50年の歴史を彩る80台以上の車両を映像で回顧、「650S」に結実:車両デザイン
McLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)は、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」におけるスーパーカー「McLaren 650S」の世界初公開に合わせて、マクラーレン・グループの50年の歴史を飾るレースカーやスーパーカーなどを回顧する40秒間の映像を公開した。
McLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)は2014年3月6日(欧州時間)、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開日2014年3月6〜16日、スイス・ジュネーブ)におけるスーパーカー「McLaren 650S」の世界初公開に合わせて、マクラーレン・グループの50年の歴史を飾るレースカーやスーパーカーなどを回顧する40秒間の映像を公開した。
この映像は、創業者のブルース・マクラーレンと、同氏が若かりし頃に使用し、レースドライバーやエンジニアとしてのキャリアを積み重ねたオースチンの小型車「Austin Ulster」から始まる。その後、1963年に設立されたレースチームのマクラーレンとして初めて開発したレースカー「M1A」(1964年)、1966年のFormula 1(F1)初参戦時に使用した「M2B」、1968年にF1で初優勝した際に使用していた「M7A」、1974年にコンストラクターズタイトルとドライバーズタイトル(ドライバーはをエマーソン・フィッティパルディ)を初めて同時に獲得した「M23」、マクラーレンのF1黄金期とも言える1988〜1992年の「MP4/4」〜「MP4/7」、フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンがドライバーとして同時加入した2006年の「MP4-22」といったF1レースカーが次々と映し出される。
2014年シーズンから使用している「MP4-29A」の後(映像の23秒ごろ)には、マクラーレン・オートモーティブのスーパーカーに切り替わる。伝説のスーパーカー「McLaren F1」の最終モデル「XP5」(1995年)から、McLaren F1のGTレースカーバージョンが続き、2011年発表の「McLaren 12C」や2013年発表の約1億円のプラグインハイブリッドスーパーカー「McLaren P1」(関連記事:世界最高のスーパーカー「McLaren P1」は最強のプラグインハイブリッド車だった)を受けて、「McLaren 650S」のオープンカーバージョン「650S Spider」で締めくくる内容になっている。
登場する車両の詳細は、McLaren AutomotiveのWebサイト(英語)で確認できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 世界最高のスーパーカー「McLaren P1」は最強のプラグインハイブリッド車だった
McLaren Automotiveの「McLaren P1」は、最新のF1レースカーの技術を結集して開発されたスーパースポーツカーだ。大排気量のツインターボエンジンと、KERS(運動エネルギー回生システム)などに活用さている電動システムを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載している。外部電源を使って充電できるので、プラグインハイブリッド車でもある。 - 「マクラーレン650S」はエンジン最高出力が650ps、外観と内装も公開
McLaren Automotiveは、開発中のスーパーカー「McLaren 650S」の外観と内装の映像を公開した。名称の「650」は、排気量3.8l(リットル)のV型8気筒ツインターボエンジン「M838T」の最高出力が650ps(473kW)であることに由来している。 - 「マクラーレンP1」がニュル周回で7分切りに成功、「918スパイダー」に並ぶ
Mclaren Automotiveは、同社の最新スーパーカー「McLaren P1(マクラーレンP1)」が、ドイツのニュルブルクリンク北コースの周回記録で7分を切ったと発表した。その際の走行映像も公開されている。