「マクラーレン650S」はエンジン最高出力が650ps、外観と内装も公開:車両デザイン
McLaren Automotiveは、開発中のスーパーカー「McLaren 650S」の外観と内装の映像を公開した。名称の「650」は、排気量3.8l(リットル)のV型8気筒ツインターボエンジン「M838T」の最高出力が650ps(473kW)であることに由来している。
McLaren Automotiveは2014年2月17日(欧州時間)、新たに開発しているスーパーカー「McLaren 650S」の外観と内装を公開した。McLaren 650Sは、スイス・ジュネーブで開催される「第84回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開日2014年3月6〜16日)で世界初公開される予定だ。
McLaren 650Sは、「McLaren 12C」と「McLaren P1」の間に位置付けられる、McLaren Automotiveの新たなラインアップとなる車両である。McLaren 12Cと同様に、クーペタイプと、カブリオレタイプの「Spider」が用意される予定だ。
McLaren 650Sの名称のうち「650」は、排気量3.8l(リットル)のV型8気筒ツインターボエンジン「M838T」の最高出力650ps(473kW)に由来している。末尾の「S」は、「Sport(スポーツ)」を意味しており、優れたハンドリング、トランスミッション、ドライバビリティ、そしてクルマとの一体感を実現するために費やされたマクラーレンの熱意と開発努力の象徴になっているという。
エクステリアデザインは、LEDヘッドランプの形状などを含めてMcLaren P1の影響を強く受けている。また空力性能ついては、空気抵抗(ドラッグ)はMcLaren 12Cと同等であるものの、車体の上部に効果的に空気を流す形状の採用によりダウンフォースを高めた。時速150マイル(約240km)で走行する際のダウンフォースは、McLaren 12Cよりも24%大きい。
この他、McLaren 12CとMcLaren P1でも採用されている、リヤの大型ウイングを展開することでダウンフォースを増大させる「アクティブ・エアロダイナミクス」や、3つの走行モード(ノーマル/スポーツ/トラック)に合わせてサスペンションを最適化する「プロアクティブ・シャシー・コントロール(PCC)」も改良して搭載する。
「ITmedia Virtual EXPO 2014春」の基調講演にMcLaren Automotiveが登壇
2014年3月7日まで開催されるバーチャルイベント「ITmedia Virtual EXPO 2014春」の基調講演には、McLaren Automotiveの技術開発・製品開発を統括してきた、McLaren TechnologyのCTOを務めるディック・グローバー氏が登壇する。ご興味をも持たれた方はぜひ、ITmedia Virtual EXPO 2014春に登録(無料)していただき、グローバー氏の講演に耳を傾けてほしい。
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