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GEが日本にオープンイノベーション拠点を設立――技術連携のための公募も開始製造マネジメントニュース(2/2 ページ)

日本GEは、同社本社内にオープンイノベーション拠点として「GE センター・フォー・グローバル・イノベーション」を開設した。日本の企業や大学、官公庁との技術連携を積極的に進めていく方針だ。同時に協業を視野に入れた「技術公募」も開始し、日本企業との連携強化に取り組む。

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「技術公募」で技術提携を実現

 日本GEでは、GEセンター・フォー・グローバル・イノベーション設立に加えて、2014年1月22日から日本の優れた技術との協業を促進するオンライン公募「日本GE 技術公募 2014」も開始した。これはインターネットで技術提案を公募し、GEとの技術提携を模索するというもの(応募要項と応募ページはこちら)。

 公募期間は、2014年1月22日〜4月30日までで、1次選考を2014年5月に行い、選考を通過した提案については、2014年8〜10月にイントラネット上でグローバルのGE社員に開示する。その上で技術協業が可能だと判断された場合は、実質的な協業作業に入っていくという。

 今回募集する技術領域は、以下の通り

  • 先端材料
  • 環境・省エネルギー技術
  • エレクトロニクス・ソフトウェア
  • ヘルスケア・バイオテクノロジー
  • 製造・プロセス技術
  • その他、ビジネスモデル提案など

過去に協業が実現した事例も

浅倉氏
GE グローバルリサーチセンター 日本代表の浅倉眞司氏

 同社で、日本での技術協業公募の取り組みは4回目のこと。2007年、2009年には展示会形式で1日のイベントとして開催したが、2012年には今回と同様のオンライン公募の形で行ったという。前回は125件の応募があり、NDA(秘密保持契約)により審議継続中の案件が10件あるという。

 担当するGE グローバルリサーチセンター 日本代表の浅倉眞司氏は「2007年のイベントをきっかけにアイオクサスジャパンのエネルギーストレージシステムがGEのMRIに搭載されるなど、日本企業との協業の成果は徐々に出つつある。今回は応募件数、NDA数ともに前回を大幅に上回る目標を立てている」と話している。

協業事例
GEの最近の日本企業との協業事例(クリックで拡大)
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