新型「タント」は両側パワースライドドアを採用、フロントフェイスも大幅変更:スマアシ搭載も決定
ダイハツ工業は2013年10月3日、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車「タント」をフルモデルチェンジする。予告サイトでは、両側パワースライドドアの採用や、大幅に変更したフロントフェイスなどの情報を公開している。
ダイハツ工業は2013年9月18日、同年10月3日にフルモデルチェンジを予定しているスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車「タント」の予告サイトを公開した。併せて、1万円相当のカタログギフトが付く先行予約キャンペーンも開始している。
⇒新型「タント」とスズキの「スペーシア」の燃費比較記事はこちら
タントは、ピラー内蔵型ドアとスライドドアにより、助手席側の開口幅が1480mmまで広がる「ミラクルオープンドア」を最大の特徴としていた。新型タントでは、運転席側の後席ドアもパワースライドドアに変更したことでさらに使いやすくなるとしている。
エクステリアデザインも変更。特に、カスタムモデルである「タント カスタム」のフロントフェイスについては、ヘッドランプ下部のLEDポジションランプに加えて、ヘッドランプの間をつなぐようなLEDのラインが入るようにしている。これは、2013年8月にマイナーチェンジしたトヨタ自動車の「SAI」に近いデザインだ(関連記事:“カッコイイ”トヨタの「SAI」、樹脂部品の20%がエコプラとリサイクル材に)。
この他、レーザーレーダーによって先行車両との衝突を回避できる「スマートアシスト」の搭載も決定。燃費については、「さらなる向上を徹底的に追求」としており、競合となるスズキの「スペーシア」のJC08モード燃費29.0km/lを上回ってくるとみられる(関連記事:スズキの「スペーシア」は「N BOX」より110kg軽い、「タント」とも比較)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 新型「ムーヴ」の燃費は「ワゴンR」以上、走行性能でも「N-ONE」に対抗
ダイハツ工業の新型「ムーヴ」は、「e:Sテクノロジー第2弾」の搭載により、スズキの「ワゴンR」を上回る29.0km/lというJC08モード燃費を達成。5〜6万円を追加すれば。時速30km以下で動作する衝突回避支援システムも装備できる。さらに、ホンダの「N-ONE」に対抗すべく、足回り部品の改善による走行性能の向上も果たした。 - スズキの「スペーシア」は「N BOX」より110kg軽い、「タント」とも比較
スズキは、トールワゴンタイプの軽自動車「スペーシア」を発表した。競合車種となるホンダの「N BOX」やダイハツ工業の「タント」と同等以上の室内寸法を確保しながら、次世代環境技術「スズキグリーン テクノロジー」の採用や従来比で90kgに達する軽量化によって、29.0km/l(リットル)という良好なJC08モード燃費を達成した。 - 燃費33.4km/lの「ミラ イース」は75万円以下で買える、フロントフェイスも変更
ダイハツ工業がマイナーチェンジした軽自動車「ミラ イース」は、JC08モード燃費で33.4km/lを達成。最低販売価格(税込み)は74万5000円で、マイナーチェンジ前よりも5万円安い。