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JasParの新代表理事が決定、本田技術研究所常務執行役員の山口次郎氏が就任:車載ソフトウェア
国内の自動車メーカーや大手ティア1サプライヤなどが参加する車載ソフトウェアの標準化団体JasParの新代表理事に、本田技術研究所の四輪R&Dセンターで常務執行役員を務める山口次郎氏が就任する。
国内の自動車メーカーや大手ティア1サプライヤなどが参加する車載ソフトウェアの標準化団体JasParは2013年7月3日、新たな代表理事として、本田技術研究所の四輪R&Dセンターで常務執行役員を務める山口次郎氏が就任したと発表した。山口氏は、2012年7月からJasParの常任理事を務めていた。
2009年から代表理事を務めてきた日産自動車執行役員の豊増俊一氏は、山口氏と交代する形で常任理事に就任し、JasParに残る。常任理事は、豊増氏、トヨタ自動車常務役員の吉田守孝氏、豊通エレクトロニクス取締役の岡本康氏の3氏が務めることになる。
新代表理事の山口氏は、1988年に本田技術研究所に入社した後、車体領域の機種開発に携わってきた。2009年に執行役員に就任して商品開発室の室長となり、2011年からは電装/材料領域を担当。2012年には、現職の常務執行役員に就任している。
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