無償3次元CADでiPhoneケースを設計しよう:パーソナル3次元プリンタ入門(5)(2/2 ページ)
iPhoneケースを設計してみよう。まずはアップルのWebサイトから図面をダウンロードして、ポンチ絵を描こう。今回は、無償3次元CADをダウンロードし、外形のモデリングまで進める。
次に長方形の4角にフィレット(角R)を施します。「Modeling」タブから「フィレット」アイコンを選択肢し、ポップアップされる半径値の入力欄に「10.4」を入力します。
ポインタで長方形の4隅の点をクリックしていきます。4角にフィレットを設定したら、了解をクリックして終了します。
次に作成したケースの外形に、厚みを付け。「Modeling」タブから「プル」を選択します。
作成した外形から厚みが生成されます。ダイアログボックスの「距離」の欄にiPhone5の厚みである「7.6」に対しケース厚さ「1.2」を加えた「8.8」を入力し、決定の了解をクリックします。
厚みの次はシェル(任意の厚みを残して中身をくり抜く)で箱型にします。
「Modeling」タブから「シェル」アイコンを選択します。次に開く面となる作成したモデルの上面を選択し、ダイアログボックスの「オフセット」に壁の厚みとなる「1.2」を入力します。モデルの上面が開いて、箱型になったら了解をクリックして完了します。
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モデリングは次回に続きます。
Profile
森田浩史(もりた ひろふみ)
早稲田大学大学院機械工学科卒業。家電メーカーでカーナビの機構設計に従事。SIerでの勤務後、フリーランスを経てチームラボへ入社。Webシステムの構築をしながらチームラボMAKE部でハード、ソフトを問わずモノづくりに携わっている。
筆者ブログ:「3Dプリンターにバンザイ!」
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