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JTフォーマットを使いこなすツールの充実度は?ISO国際規格に承認されたJTフォーマットとは(3)(3/3 ページ)

国際標準化機構(ISO)に承認されたJTフォーマットを解説する本連載。3次元(3D)製品情報を軽く取り扱えることが特徴ですが、使いこなすには各種連携アプリケーションの充実が欠かせません。3回目となる本稿では、ソフトウェア開発ツール「JT Open Toolkit」や関連アプリケーションなどを紹介します。

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JT2Goビュワー

 JT2GoはJTファイル用の無償の3次元ジオメトリビュワーです。サプライチェーン全体で3次元JTデータの利用を可能にします。.jt、.cgm、.tifファイルの表示を可能にして、製品開発チーム間のコラボレーションを促進します。

 JT2Goは、設計レビューや見積もり依頼、その他3次元データを必要とする全てのプロセスにおいて、サプライヤとその顧客をつなげます。また、.vfzコラボレーションフォーマットもサポートするため、Teamcenterライフサイクルビジュアライゼーション製品(ProfessionalやMockup機能)で作成した作業セッションのコンテンツも表示することができます。また、製品のアセンブリ構成やモデルの属性の表示もサポートする他、Microsoft OfficeドキュメントにJTビューイングウィンドウを直接埋め込む機能なども備えています。

JT2Go
JT2Goビュワーのイメージ図

 JT2Goはさらに、以下の機能も備えています。

  • JTおよびPLM XML+JTの3次元表示機能。標準機能として、ズーム、パン、回転、シーク、ズーム、画面へのフィット、製品構成ツリー、属性表示、標準表示できる
  • B-repを持つJTファイルでの精密な測定機能の一方、B-repを持たないJTファイルでもファセットを使った基本的な測定機能を持つ
  • 測定機能のためのジオメトリ選択フィルター
  • ファセットを使用した基本的な断面処理
  • PMIデータと完全なデータ管理ツリーの表示
  • 2次元表示(CGM、TIF)
  • 3次元データと2次元データの印刷
  • URLからJTのモノシリックファイルをロード
  • PLM XMLスナップショットのマージ
  • セッション中におけるスナップショットの作成/表示
  • Ultra Lightweight Precise(ULP)表示のサポート

世界同時開発を推進するには?:「グローバル設計・開発コーナー」

世界市場を見据えたモノづくりを推進するには、エンジニアリングチェーン改革が必須。世界同時開発を実現するモノづくり方法論の解説記事を「グローバル設計・開発」コーナーに集約しています。併せてご参照ください。



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