新型「リーフ」は車載充電器のサプライヤも変更、ニチコンからパナソニックへ:電気自動車
パナソニック オートモーティブシステムズ社は、マイナーチェンジした日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」向けに、車載充電システムの納入を開始した。従来モデルで採用されていたニチコン製から、新型リーフではパナソニック製に置き換えたことになる。
パナソニック オートモーティブシステムズ社は2012年12月25日、同年11月にマイナーチェンジした日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」(以下、新型リーフ)向けに、車載充電システムの納入を開始したと発表した。従来モデルで採用されていたニチコン製から、新型リーフではパナソニック製に置き換えたことになる。
日産自動車と共同開発した車載充電システムは、AC100〜240Vの家庭用電源を直流に変換して大容量電池に充電する機能(出力3.6kW)やCHAdeMO規格に対応する急速充電機能を持つ。充電機能の他にも、大容量電池から出力される高電圧の電力を12Vに降圧して車載システムに供給するDC-DCコンバータ(出力1.8kW)とジャンクションボックスが一体化されている。パナソニックが生活家電で培った高効率な電力変換技術や漏電検出技術を応用するなどして、高い安全性と信頼性、小型・軽量化、省線化、低ノイズ化を実現したという。
従来モデルのリーフは、車両後部にニチコン製の車載充電システムを搭載していた。一方、新型リーフは、小型・軽量化するとともにDC-DCコンバータとジャンクションボックスを統合したパナソニック製の車載充電システムを、モーターやインバータなどと組み合わせて車両前部に搭載している。これによって、荷室容量を330l(リットル)から370lに拡大することができた。
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