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デンソーが謎の小型スーツケースを開発? 実は容量1kWhのポータブル蓄電池:エコプロダクツ2012
デンソーは、「エコプロダクツ2012」で、容量1kWhのリチウムイオン電池を搭載するポータブル蓄電池を参考出品した。キャリーハンドルと四輪キャスターを備えており、小型のスーツケースのように持ち運べる。
デンソーは、環境関連製品・技術の展示会「エコプロダクツ2012」(2012年12月13〜15日、東京ビッグサイト)において、容量1kWhのリチウムイオン電池を搭載するポータブル蓄電池を参考出品した。量産販売を前提に開発している製品である。
このポータブル蓄電池は、キャリーハンドルと四輪キャスターを備えており、小型のスーツケースのように持ち運べる。AC100Vの家電機器の利用が可能で、電源ソケットは2個付いている。連結端子を使えば、5台までの連結ができ、5kWhという大容量の蓄電池としても利用可能だ。タイマー充電機能もあるので、安価な夜間電力で充電して昼間に使うこともできる。
同社は、リチウムイオン電池そのものは開発していないが、プラグインハイブリッド車「プリウスPHV」に搭載されている大容量リチウムイオン電池の制御システムを開発した実績がある(関連記事1)。また、スマートハウスと電気自動車の間での相互電力供給を直流で行えるV2H(Vehicle to Home)システム向け定置型蓄電池も開発している(関連記事2)。今回のポータブル蓄電池は、これらの技術を応用したものだという。
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直接電気製品をつなぐだけでなく、配電盤と接続して利用することもできる。停電時などには、500Wの電気製品を約2時間(または約4.5時間)利用できる。
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