ニュース
村田製作所がユビキタスと資本・業務提携、モノのインターネット市場の成長見据え:ビジネスニュース
村田製作所とユビキタスは、近距離無線通信市場における、より一層の競争力の強化と顧客満足の向上、両社間の協力関係の強化を目的に資本・業務提携を発表した。
村田製作所とユビキタスは2012年12月11日、両社間の資本・業務提携に関し、合意書を締結した。近距離無線通信市場における、より一層の競争力の強化と顧客満足の向上を目指して、両社間の協力関係の強化を図る。
近年、モバイルインターネットの普及などを背景に、さまざまな機器にネットワーク接続機能を付加することが求められ、今後もその重要は拡大すると予想されている。このような社会環境の下、村田製作所は近距離無線通信モジュールおよびそのソフトウェアサポートを、ユビキタスは組み込み機器向けの無線通信関連ミドルウェアなどを提供し、両社はこれまでも複数の案件においてビジネスを展開してきたという。
今回の業務提携では、急速に市場が拡大する近距離無線関連の両社の製品およびサービスに関し、相互の顧客・潜在顧客に対する共同提案・販売促進活動や技術・市場動向に対する共同での検討活動などを通じた新しいビジネスの模索を進めていく。なお、業務提携をより強固なものとするため、村田製作所は、12月28日を払込期日とし、ユビキタスの第三者割当により同社保有の自己株式2020株(普通株式、発行済株式総数に対し、2.32%)を、1株につき5万1200円(総額約1億342万4000円)で取得する予定である。
関連記事
- 無線LANソリューションでInternet of Things時代の勝者となるか!?
軽量な組み込みソフトウェア製品を数多く手掛けるユビキタス。現在、スマートフォンを中心とした無線LAN対応機器の普及を追い風に、組み込み機器向けの無線LANソリューションを軸とした新たな事業展開を推し進める。 - 第2創業を迎えたユビキタス、“Internet of Things”時代をリードする「節電の見える化ソリューション」の早期実現を目指す
ユビキタスは、モノとモノとがネットワークでつながる“Internet of Things”時代を見据えた今後10年の新ビジョンと、“節電の見える化”サービスプラットフォームの実現に向けたSassorとの業務提携を発表した。 - 「iPadから遠隔操作で電源オフも」――お手軽・簡単な電力見える化サービス「Navi-Ene」を試す
HEMSのように大規模な導入・設置工事なしに、“電力の見える化”を実現できるサービス/製品が登場しつつある。その1つが、ユビキタスが開発した無線LAN内蔵電源タップ「Navi-Ene Tap」と電力の見える化クラウドサービス「Navi-Ene」だ。今回、設置・導入の手順や使用感などを紹介する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.