特集
インテル入ってる充電スタンド? パートナー型インタフェースと会話を楽しもう:ESEC2012 フォトギャラリー(2/2 ページ)
組み込み技術の展示会「ESEC2012」で見つけた、自動車に使えそうな技術をフォトギャラリー形式で紹介する。
3Dキャラクターとコミュニケーション
左の写真は、Future Tech Labとゼロソフトが共同開発している、3Dキャラクターを用いたパートナー型インタフェース「Ai-gent」の展示ブース。テレビやスマートフォン、カーナビゲーションシステムなどにAi-gentを組み込めば、3Dキャラクターと会話などでコミュニケーションしながら機器を操作できるようになる。コミュニケーションのアルゴリズムやデータベースはクラウドに格納されている。キャラクターのモデリングはFuture Tech Labが、コミュニケーションのアルゴリズムやデータベースの開発はゼロソフトが担当しており、2013年の製品化を目指している。右の写真は、女性キャラクターのAi-gentを組み込んだタブレットPCである。まだ会話はできないものの、タッチ操作などでコミュニケーションをとることができた。
キヤノンソフトウェアは、スマートフォンを用いた整備工場向けの安価な車両診断用ツールを提案していた。同社は、NFC(近距離無線通信)機能搭載のスマートフォンを使って、車両を特定して診断データを取得してから、自動で診断結果を表示するアプリを開発中である。「自動車メーカーが提供する正規の車両診断用のツールは1台当たり100万円もする上に、他社の自動車の診断には利用できない。当社のスマートフォンを用いたソリューションであれば、機能は制限されるものの、安価に車両診断用ツールを導入できる」(同社)という。左の写真は、スマートフォンを用いた車両診断用ツールの概要。右の写真は、ミニチュアカーを使った車両診断用ツールのデモンストレーションの様子である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- VWはモジュール化だけじゃない、車載システムの“民主化”にも取り組む
フォルクスワーゲン(VW)で車載電子システム開発部門のトップを務めるVolkmar Tanneberger氏が「ESEC2012」の基調講演に登壇。同社における車載電子システムの開発指針として、注目を集めている「モジュール化」の他にも、「民主化」というキーワードが飛び出した。 - 【M2M展2012】ビッグデータが「場」となる、それを有機的に活用するのがM2Mだ
「第1回 ワイヤレスM2M展」の特別講演では、東京大学 先端科学技術研究センターの教授で、新世代M2Mコンソーシアムの会長を務める森川博之氏が登壇。M2Mの市場に期待する理由や現在の状況、導入を進める上での課題など、さまざまな視点で熱いメッセージを語った。