特集
インテル入ってる充電スタンド? パートナー型インタフェースと会話を楽しもう:ESEC2012 フォトギャラリー(1/2 ページ)
組み込み技術の展示会「ESEC2012」で見つけた、自動車に使えそうな技術をフォトギャラリー形式で紹介する。
2012年5月9〜11日に東京ビッグサイトで開催された「第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)」は、組み込み機器向け技術を対象とした展示会である。カーナビゲーションシステムからエンジンのECU(電子制御ユニット)に至るまで、自動車の電子システムも組み込み機器の1種であることから、自動車関連の展示も数多く見られた(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。本稿では、フォトギャラリー形式で展示をいくつか紹介しよう。

インテルブースに展示されていた、富士電機の普通充電スタンド。親機に当たる充電スタンドと子機に当たる充電スタンドは無線LANによるネットワークを構築する。充電サービスを利用する際のユーザー認証には、親機の3G通信機能を使ってクラウドと連携する。安価な子機を購入することで、充電スタンドを増設できる。インテルブースにある以上、インテル製チップが使用されているはずなのだが、その詳細は不明。



サン電子の極微小静電容量型近接センサー「ZQprobe」を使ったデモンストレーションの様子。ZQprobeは、通常数cmまでしか近接を検知できない静電容量センサーを、電極とICの両方を工夫することにより、最大80cmまでの近接を検知できる。また、指向性を持たせたり、容量成分となる水がかかっても近接の検知ができたりなど、さまざまな特徴を備えている。デモでは、ZQprobeのチラシが入った額縁の表面が、ZQprobe用の透明電極となっている。人間が額縁に近づくと、額縁の後ろにあるゲージがアップする。額縁の表側に指向性を持たせているので、額縁の後ろに回って手をかざしても反応しない。自動車での用途としては、パワーウィンドウの挟み込み防止機能や、乗員の身長に合わせて座席位置を調整するセンサーなどを想定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.