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軸受状態を管理し、加工品質を担保 NTNが自己発電可能なセンサー内蔵軸受を披露:JIMTOF2026

NTNは「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」において、工作機械の主軸内部で温度や振動/荷重を計測できる「工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニット」を披露した。

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 NTNは「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」(2026年10月26〜31日、東京ビッグサイト)において、工作機械の主軸内部で温度や振動/荷重を計測できる「工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニット」を披露した。


会場で披露した「工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニット」(右)と、同製品からの電波を受信する「データ受信ユニット」(左)[クリックで拡大]

 工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニットは、工作機械主軸軸受に隣接する間座(軸受と軸受の間に設置するリング状の部品)に、温度/振動/荷重センサーと発電ユニット、取得したセンサーデータを無線で送信するユニットを組み込んだ製品だ。モーターの動力を活用して同製品が自己発電を行い、組み込んでいる各センサーから得た情報を無線で送り、このデータを用いることで軸受の状態やワークの異常などを管理/検知できる。


工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニットの特長[クリックで拡大] 出所:NTN

「新製品の適用箇所としては、工作機械主軸(マシニングセンタ、旋盤、複合加工機)などを想定している。特長として、自己発電により電力を伝えるケーブルが不要なため、この製品を実装するだけで、主軸軸受や製品加工の状態を監視できる。導入がしやすいように、新製品とデータを受信するユニットをセットとして提供することを想定している」(NTNの説明担当者)


会場で披露した工作機械主軸用センサー内蔵軸受ユニットのスピンドル実装事例[クリックで拡大]

 NTNは2018年に同製品の初期モデルの開発を始めた。最初は軸受の状態監視をメインの用途と想定して開発を進めていたが、工作機械を扱う顧客からは、加工の品質を担保したい、工具の摩耗を検知したいという声が多く、このニーズに沿うような形で製品開発が進んだという。

「軸受のような密閉されている環境内で、新製品が自己発電をしてセンサーから取得したデータを電波で飛ばし、これをどのくらいの距離で検知できるのかを探った。また、工作機械の主軸をばらしてこの製品を組み込んでテストする必要があるため、自社内の設備で試験して開発を進めた」(同担当者)

 NTNは同製品をはじめとするセンシング技術の活用を通じて、製造現場のスマートファクトリー化や持続的な生産性向上に貢献する方針だ。

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