カメラ×AI活用で歯間のフロスケアが可能 ダイソンの「次世代電動歯ブラシ」とは:イノベーションのレシピ(2/2 ページ)
Dyson(ダイソン)は、2026年9月1日に発売した新製品「Dyson CameraJet(ダイソン カメラジェット)フロッサー付き電動歯ブラシ」の詳細について説明した。同製品は歯を磨きながら、ヘッド部分に組み込まれた機械学習によって制御される10万ピクセルのマクロレンズカメラが歯間をリアルタイムで捉え、必要な箇所に正確にマウスウォッシュをジェット噴射できる。
歯の表面のより広い範囲をケアする「デュアルブリスルブラシヘッド」
Dyson CameraJetは、歯に合わせた独自の設計でより広い範囲の歯の表面にブラシヘッドが届くようにした「デュアルブリスルブラシヘッド」を搭載している。これにより、歯ぐきのキワに沿って効果的なクリーニングを行い、歯の表面の着色汚れを取り除くことが可能だ。
ブラシヘッドには使用時の静音性と快適性を高めるための防振ダンパーを搭載。また、RFIDタグをブラシヘッドに組み込んでおり、本体への装着を認識するとともに、使用回数を記録して交換時期が来るとユーザーに知らせることができる機能を搭載した。新しいブラシヘッドを装着すると記録がリセットされる仕組みとなっている。
ブラシの毛を動かし続ける可変式音波振動技術を搭載
ダイソンはDyson CameraJetの開発期間中に、市場を代表する音波式歯ブラシのスローモーション映像を分析し、ブラシの毛の動きが止まる場合があることを確認したという。同現象は歯ブラシの電源が入っている状態で歯の届きにくい箇所において、一部のブラシの毛が歯の表面に当たることで失速し、動かなくなるというものである。
このことを踏まえ、ダイソンはブラシの毛を動かし続ける独自の可変式音波振動技術を開発した。同技術はブラッシング中に振動角度を変化させることで、ブラシの毛が常時動作し続けるように設計されている。これにより、ブラシの毛の停止を抑制している。外部機関の試験によると、口腔内の届きにくい箇所において、他社の主要高価格帯電動歯ブラシと比較して最大69%多く歯垢を除去することが確認されているという。
「MyDysonアプリ」と連携し、リアルタイムで口腔内の状態を確認可能
Dyson CameraJetは、2.4GHz帯のWi-FiおよびBluetoothに対応している。同製品に組み込まれているカメラには内視鏡にも使われる高性能なカメラ技術が採用されており、ダイソンの専用アプリである「MyDysonアプリ」のライブ映像機能を通じて、歯科医が見るような視点で口腔内の状態を確認可能だ。
カメラが作動するのは、ライブ映像またはオートジェットモードの使用時のみである。画像は本体やクラウド上に記録/保存されることはなく、ユーザーのプライバシーに配慮した設計となっている。オート検知モードと手動ジェットモードを選択できるほか、ブラッシングの強さも好みに合わせて調整できる。
また、MyDysonアプリでは他にも、クリーニングガイドや使用方法を紹介する動画、ブラッシング/歯間ケアに関するヒントを閲覧でき、磨き残しの確認やパーソナライズされたフィードバックを活用可能だ。同アプリを通じて、十分にケアできている箇所と不足している箇所を把握し、ブラッシング方法の改善に役立てることができる。
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