コラム
生成AIで激変する製造DXの主役 変革の制約は「能力」ではなく「動機」に:モノづくり総合版 編集後記
AIによってある意味でDXが“民主化”されたといえるかもしれません。
AIの普及によるモノづくりの変化に注目が集まっていますが、先日の取材で「そういう方向性で変わるのか」と目からうろこが落ちたことがありました。製造DX協会の年次総会で紹介されたソミック石川の事例です。
ソミック石川は、静岡県浜松市に本社を置き、創業110周年を迎える老舗メーカーです。主に自動車用のボールジョイントの開発、製造、販売を行っており、売上高は連結で約1300億円です。国内7工場、海外12拠点を保有し、従業員は約6000人だとしています。
同社はトヨタ生産方式をベースに生産改善を進めてきましたが、さらなる向上のため、デジタル技術を活用したCPS(サイバーフィジカルシステム)の実現を目指し、“かんばん”のデジタル化やリアルタイムの進捗管理などを進めようとしました。しかし、システムや部品表などがバラバラでうまくいかなかったそうです。さらに、自社内で難しいと感じたことから外部のITベンダーに依頼しようとしたところ「この効果だとペイしないため、やめた方がよい」と諭されたそうです。
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