AI/データセンターで複合マシンの受注拡大、第1四半期過去最高のアマダ:製造マネジメントニュース(2/2 ページ)
アマダは、2027年3月期第1四半期の決算を発表。AI関連投資やデータセンター需要の拡大を背景に、売上高、受注高が第1四半期として過去最高を更新した。
なぜアマダの機械が選ばれるのか
受注実績では、国内では半導体、データセンター関連、エネルギー、電気設備、医療/分析機器、防衛/航空宇宙などが好調に推移して前年同期比34%増となった。北米もデータセンターをはじめ、空調、発電、バックアップ発電、冷却産業、ジョブショップなどが好調で同60%増だった。アジア他では、韓国の半導体、AI関連投資やベトナム、タイにおける公共投資/インフラが活況で同205%増となった。
アマダでは、AI/データセンター関連需要を捉えた3つの要因があると見る。
1つ目が構造部材におけるニーズの適合だ。サーバラックや冷却設備に必須となる通気口やねじ穴などの複雑な成形の加工ニーズに、「EML-AJeシリーズ」などのパンチング/レーザー複合マシンや、「EM-MIIシリーズ」などのパンチングマシンがマッチした。特に複合マシンはレーザー切断まで1台でできるため、需要が急増しているという。
2つ目が、顧客の課題を解決する提供価値となる。これまでに培ったパンチングや複合加工のノウハウにより、高精度で安定した稼働と工程集約による大幅なリードタイムの短縮、自動化による人手不足対応と加工品質のばらつき低減を実現する。
3つ目がグローバルおよび市場全体への需要の波及だ。「北米が中心だったAI、データセンター関連需要が日本やアジア、東南アジア、欧州へと波及している。また、大手の活況が中小のジョブショップへと波及したことで、小口案件も含め市場全体で設備投資が活性化している」(山梨氏)。
BU制への移行に伴い、意思決定のスピードアップや、各BUにおける課題の抽出が進み始めた一方で、グローバル/サービス/開発/製造においてBU横断の取り組みも始まっているという。「5月に発表した中期経営計画では2026年度、2027年度を変革期、成長期としている。各BUで抱える課題の1つが、いかに効率を高めて、稼ぐ力を付けていくかにある。今は、その変革に取り組んでいる真っ最中だ」(山梨氏)
また、板金加工機械業界で初という、マシンの回収から資源化、再調達までを完結する独自の資源循環サーキュラーエコノミーモデルを構築し、2026年6月より本格的に運用を開始したことを発表した。
国内で使われ、再生が困難だと判断された自社マシンを改修し、パートナー企業において適切に解体、選別する。その後、電炉鉄鋼メーカーで高品質な鋼材へと再生し、自社製品の製造資材として再び調達し、新たな製品の材料として再利用する。
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