連載
テスラにおけるギガキャストの基本的な考え方と方向性【前編】:いまさら聞けないギガキャスト入門(6)(4/5 ページ)
自動車の車体を一体成形する技術である「ギガキャスト」ついて解説する本連載。第6回からは前後編に分けて、テスラのギガキャストに関する基本的な考え方とその方向性について見てみる。
2.3 クルマづくりの基本
さてここからは、クルマづくりの基本を確認しておこう。クルマが完成するまでには、トヨタバーチャル工場見学の映像にもあるように、プレス、溶接、塗装、組み立て、検査の5つの工程がある(図3)。今回は、主にプレス工程と溶接工程に着目する。
トヨタバーチャル工場見学「トヨタのクルマができるまで エピソード01:わたしのクルマはどうやってできる?」[クリックで再生] 出所:トヨタ自動車
クルマづくりは大きな鋼板からドアやボンネットなどの車体の部品を作るところから始まる。1台当たりおよそ20種類の鋼板ロールを、作る部品に合わせて使い分ける。図4に示すように、鋼板ロールを裁断機(シェアリングマシン)に投入し、必要なボディーやドアなどの大型の部品の大きさやあらかたの形にくり抜いて裁断して、素材鋼板のブランク材を作成する。
まず、くり抜いた素材鋼板のブランク材を大型プレス成形機に設置して、その機械に装着されたプレス金型で上下から押し付けて部品の形にプレス成形(塑性)加工する。
その成形加工のスピードは1回わずか3秒、1600トンもの圧力をかけてプレス成形加工する。
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