中村留が省スペース設計のATC型複合加工機、対向2スピンドル構成で柔軟に加工:工作機械
中村留精密工業は、ATC(自動工具交換)型複合加工機の新製品「JX-50」を発表した。
中村留精密工業は2026年6月29日、ATC(自動工具交換)型複合加工機の新製品「JX-50」を発表した。発売日は同年7月1日で、目標販売台数は月間20台としている。
精密部品加工においては、小型かつ複雑形状の部品需要が増加しており、限られたスペースで高い生産性を実現することが強く求められている。
JX-50は対向2スピンドル構成を採用し、上部に工具主軸、下部にタレットを配置することで、効率的かつ柔軟な加工を実現する。特に、R側主軸にX軸を搭載することで、左右主軸での加工を干渉なく同時に行うことが可能となり、より効率的で自由度の高い加工工程を構築できるようになった。
工具主軸には、独自開発の小型工具主軸ユニット「NT Smart Cube」を搭載(長さ299mm)している。最高毎分3万回転を誇り、高速高精度な加工を可能にする。ATCマガジンは、標準で60本、オプションで119本まで搭載できる。追加マガジンは縦に配列されるため、機械本体サイズを変えることなく拡張可能だ。
加工が終了して切りくずの排出が止まり、次の加工で再び切りくずが出るまでのChip to Chipの時間は3.3秒。さらに各種アイドルタイムを削減するソフトウェア「クロノカット α」を標準搭載し、加工時間と非加工時間の両面を最適化する。
機械本体サイズは3000×2000mm(チップタンク、コンベヤー含む:4264.4×2378mm)と、下タレット付き工具主軸機としてはコンパクトな設計となっており、限られた設置スペースを有効活用できる。操作盤は回転および移動が可能で、作業者が最適な位置で操作できる。
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