デンソーがクラウド基盤の統合を推進、2拠点への統合でデータ移行の負担を解消:製造IT導入事例
ピュア・ストレージ・ジャパンは、Everpureのプラットフォームと従量課金型のサービス「Evergreen//One」を、デンソーがグループ全体のプライベートクラウド基盤の刷新と統合に向けて採用したと発表した。
Everpureの日本法人ピュア・ストレージ・ジャパンは2026年5月12日、Everpureのプラットフォームと従量課金型のサービス「Evergreen//One」を、デンソーがグループ全体のプライベートクラウド基盤の刷新と統合に向けて採用したと発表した。
デンソーは、独自のプライベートクラウドである「ALADIN」を2012年から運用し、各部門がシステムを容易に構築できる環境を整えてきた。しかし、コスト最適化を優先して増設のたびに異なるハードウェアを採用してきた結果、複数の環境が併存することになり、運用の複雑化や管理負荷の増大を招いていた。特にハードウェアの刷新時は増加したデータの移行に長期間を要するため、エンジニアが休日返上で対応することやヒューマンエラーのリスク、消費電力の増大などが課題となっていた。
今回、Everpureのオールフラッシュストレージアレイ製品「FlashArray」を軸としたサブスクリプションモデルを導入したことで、デンソーはシステムやサーバの更新時にもストレージの買い替えやデータ移行をすることなく、無停止で作業できるようになった。
また、これまで設備投資中心だったモデルから柔軟な従量課金型へと移行し、分散していたクラウド基盤を、2拠点をつなぐ単一の冗長構成であるALADINに統合した。
この統合により、運用手順の標準化と効率化が図られ、IT部門は保守作業から解放されて戦略的なDX(デジタルトランスフォーメーション)に専念できる。消費電力および設置スペースも削減でき、デンソーが掲げるカーボンニュートラル目標の達成にも寄与する。
さらに、クラウドベースの管理、監視サービス「Pure1」を活用することで、環境全体を能動的に監視し、事業に影響が及ぶ前に問題を特定して解決するインテリジェントな運用が可能になった。
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