細胞治療の調製から充填をシステムで自動化、品質のばらつき軽減へ:医療機器ニュース
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループは、細胞治療製品製造時の製剤調製と充填作業を自動化する閉鎖系ソリューション「Gibco CTS Compleo Fill and Finish System」を発売した。
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループは2026年4月22日、細胞治療製品製造時の製剤調製と充填(じゅうてん)作業を自動化する閉鎖系ソリューション「Gibco CTS Compleo Fill and Finish System」を日本で販売開始した。手作業を削減し、一貫性の高い生産を支援する。
細胞治療は、多くは患者由来の細胞を出発原料とするため、細胞の数、濃度、生存率など品質のばらつきに対応可能な製造プロセスが求められる。これまで細胞治療製品の製造では、少量かつ繊細な細胞を扱う製剤調製と充填は手作業が中心で、製造時の一貫性や汚染リスクが課題となっていた。
同製品は、手作業に依存していた製剤調製と充填を自動化する閉鎖系ソリューションだ。自動化と閉鎖系システムを組み合わせることで、ワークフローの効率化と製造時の一貫性向上を図った。
「Gibco Cell Therapy Systems(CTS)」ポートフォリオの一部として提供され、GMP(医薬品の製造管理および品質管理の基準)に準拠した培地や試薬、ウイルスベクターシステムなどと組み合わせて活用できる。初期導入パートナーによると、製品のばらつきが低減し、製造効率が向上したという。既存の自家細胞治療プロセスにも容易に統合可能だとしている。
同社は同製品の導入に際し、設置支援やアプリケーションとプロセス開発のサポート、グローバルサービス体制など包括的な支援を提供する。なお同製品は、研究用または細胞、遺伝子、組織製品の製造用途を目的としており、ヒトや動物への直接的な使用は想定していない。
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