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防衛事業の生産体制強化、ソナーなど水中音響センサーの新生産棟を建設:工場ニュース
OKIは、水中音響システムや水中音響センサーなどを生産する静岡県の沼津工場に、新たな生産棟を建設する。水中音響センサーの生産力を2023年度比で約1.5倍に増強し、防衛、海洋関連の需要増に対応する。
OKIは2026年4月14日、水中音響システムや水中音響センサーなどを生産する静岡県の沼津工場に、新たな生産棟を建設すると発表した。
約30億円を投じて建設される沼津工場の新生産棟は、地上3階建ての耐震構造、耐塩害仕様で、延床面積は約3600m2。同年7月に着工し、竣工は2027年9月、稼働開始は2027年12月を予定している。
水中音響分野で長年実績を積み上げてきたOKIは、新棟の建設により、防衛事業の生産体制を大幅に強化する。生産ラインの一貫化を図り、ソーナーなど水中音響センサーの生産能力を2023年度比で約1.5倍に増強。防衛、海洋関連の需要増に対し、安定供給できる体制を整える。
また、新棟は環境負荷低減に配慮した生産拠点となる。太陽光発電などの活用により50%以上の省エネを達成し、次世代の建築基準であるZEB(Net Zero Energy Building)、ZEF(Net Zero Energy Factory)を目指す。
同社は、水中音響に関する技術を、防衛分野だけでなく海洋調査や環境モニタリング、海洋インフラの管理など民生分野にも活用していく。
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