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NECとIFSがホシザキに次世代基幹システム導入、AI活用基盤の構築を支援:製造IT導入事例
NECとIFSは、ホシザキがレガシーERPシステム刷新に向け、次世代基幹システム「IFS Cloud」を導入すると発表した。NECは製造業のIT変革を支援してきた実績を基に、ホシザキのデータ基盤構築を支援する。
NECとIFSは2026年4月10日、総合フードサービス機器メーカーのホシザキが、レガシーERPシステムの刷新のため、次世代基幹システム「IFS Cloud」の導入を決定したと発表した。
ホシザキの従来のERP環境は、過度なカスタマイズや分断された周辺システムが、スピード感のある業務進行やデータ活用を妨げていた。業界の競争激化や製品の多様化に加え、レガシーシステムのサポート終了も迫っていることから、ホシザキは同システム導入を機に業務変革を進めることにした。
IFS Cloudは標準機能で主要業務を網羅しており、個別受注生産にも柔軟に対応できる。標準形での活用を優先することで、タイムリーな最新バージョンに合わせられるため、カスタマイズを抑えて投資コストを最適化できる。
また、同システムは、受注管理、生産計画、製造、在庫管理を単一プラットフォームに統合し、AI(人工知能)による高度な分析や最適化に不可欠な、標準化されたデータ基盤とリアルタイムでの可視化を提供する。
NECは、これまでIFSのソリューション導入などを通じて、ホシザキの事業運営をサポートしてきた。今回も大規模製造業のIT変革を支援してきた実績を基に、安定性と拡張性を備えたERP基盤の構築を支援する。
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