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イチから全部作ってみよう(31)SQLを操作して実際にデータベースを作ってみる山浦恒央の“くみこみ”な話(200)(1/4 ページ)

ソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」。第31回は、SQLの操作方法の解説をもう一歩進めた上で、実際にワインの商品データベースを作ってみる。

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1.はじめに

 山浦恒央の“くみこみ”な話の連載第170回から、入門者をターゲットとして、「イチから全部作ってみよう」というシリーズを始めました。このシリーズでは、多岐にわたるソフトウェア開発の最初から最後まで、すなわち、要求仕様の定義、設計書の作成、コーディング、デバッグ、テスト、保守までの「開発フェーズ」の全プロセスを具体的に理解、経験することを目的にしています。

 興味がある方は、連載第170回からのバックナンバーをご覧ください。

⇒連載「山浦恒央の“くみこみ”な話」バックナンバー

2.前回の振り返り

並べたワイン
※画像はイメージです

 前回から、データベースの基本概要に続く形でテーマをSQLに移し、データベースの操作方法について解説しています。

 特に前回は、簡易版のSQLであるSQLiteの環境を構築し、以下の3つの基本操作についてまとめました。


  • CREATE文:データを格納するテーブル(表)を作成する
  • INSERT文:作成したテーブルに、レコード(行データ)を追加する
  • SELECT文:テーブルから必要なデータを抽出して表示する

 これら3つの操作から、テーブルという空の箱を用意し、商品データを入れ、データを確認するという一連の流れを確認できましたね。現状は、以下までできています(第1行目は、商品IDが「1」、商品名が「シャトーマルゴー」、ビンテージが「1999年」、価格が「30,000円」、在庫が「5本」であることを意味しています)。

1|シャトーマルゴー|1999|30000|5
2|ミラヴァル|2010|5000|7
テーブルに設定されたデータの内容

 今回は、話をもう一歩進めます。

3.操作の対象を指定する(WHERE句)

 前回のSELECT文の説明では、テーブルにある全てのデータを抽出していました。

SELECT * FROM Product;
実行結果:
1|シャトーマルゴー|1999|30000|5
2|ミラヴァル|2010|5000|7

 これでも、必要なデータは取得できますが、「WHERE句」を使うことで、抽出する対象を絞れます。

 例えば、商品IDが1のデータだけを抽出する場合は、次のように記述します。

SELECT * FROM Product WHERE id = 1;

 実行すると、id=1のレコードのみを表示できます。

1|シャトーマルゴー|1999|30000|5

 このように「WHERE カラム名 = 値」とすることで対象を絞り込めます。これは、SELECTやこの後で紹介するUPDATE、DELETEに応用可能です。なお、WHEREでは、「>」「<」「>=」「<=」「<>」などの条件も別途指定できます。

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