2026年春の転職市場は「買い手市場」と求職者の約6割が実感:キャリアニュース
ワークポートが「2026年春の転職市場」に関する調査結果を発表した。現在の転職市場について、59.0%が買い手市場と感じていた。また、求められる専門性や実績の水準が上がったと84.0%が回答した。
ワークポートは2026年3月26日、「2026年春の転職市場」に関する調査結果を発表した。
同調査は、同年3月10日から17日にかけてオンラインで実施したもので、同社を利用するビジネスパーソン742人(全国の20〜40代男女)が回答している。
まず、求職者が現在の転職市場についてどのような状況だと感じているかを尋ねたところ、「圧倒的に買い手市場(選考が厳しい)」が27.6%、「やや買い手市場」が31.4%となり、合計で59.0%が買い手市場であると回答した。慢性的な人手不足を背景に、世間では売り手市場と言われることが多いが、実際に転職活動をしている人の実感は買い手市場に傾いていることが明らかになった。
続いて、企業が求めるスキルの専門性や実績のハードルが上がったと感じるか尋ねた。その結果、84.0%が「感じる」と回答。内訳は「非常に感じる」が42.2%、「やや感じる」が41.8%となった。
具体的には、「求人票の必須項目が専門性を求めるようになったと感じる」「以前は通った書類選考が通過しない」といった声が上がった。企業側が即戦力性をシビアに評価する傾向が強まっていることがうかがえる。
「4月入社」を最優先する層は2割弱
転職活動において4月入社をどの程度意識したかについては、「意識しなかった(時期より中身優先)」が46.9%、「多少意識した(望ましいが必須ではない)」が36.1%となった。「最も重視した(4月入社を最優先)」は17.0%にとどまっている。
理由としては「焦って後悔したくない」「納得感を優先したい」といった声が多かった。また、「引き継ぎなど、ある程度の準備期間が必要」「夏のボーナスをもらってからの転職を考えている」「4月入社だと、新卒と同じ時期になり扱いが同じになりそう」といった意見も見られた。
転職活動の期間(スピード)に関するスタンスは、「縁があれば即決したい」と48.0%が考える一方で、「納得いくまで続けたい(長期戦もいとわない)」の回答も30.6%となった。いずれも、納得できない企業には入らないという強い意志が感じられ、従来の活動期間の目安である「3カ月程度」といった枠組みにとらわれない動きが広がっている。
同社は今回の調査結果を受けて、2026年春の転職市場では、企業は数よりも質を、求職者は時期よりも納得感を求める傾向が強まっていると結論づけている。
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