新たな中周波誘導加熱システム、モーターの電流など解析する状態監視:FAニュース
シェフラーは、軸受部品を迅速かつ安全に取付け、取外しできる中周波誘導加熱システム、転がり軸受の寿命を延長する潤滑剤「Arcanol」および三相モーターの電気的状態を監視する「FAG OPTIME E-CM」を発表した。
Schaeffler(シェフラー)は2026年2月12日、軸受部品を迅速かつ安全に取り付け、取り外しできる中周波誘導加熱システム、転がり軸受の寿命を延長する潤滑剤「Arcanol」および三相モーターの電気的状態を監視する「FAG OPTIME E-CM」を発表した。これらの技術により、産業用メンテナンスのプロセス、生産効率、設備可用性を向上させる。
中周波誘導加熱システムは、軸受や各種部品を温度制御しながら加熱する。部品の取り付けだけでなく取り外しにも対応できる点が特徴だ。出力は3.5〜44kWと幅広くラインアップし、小型の軸受リングから風力タービンの主軸受や大型部品まで、多様なサイズや形状のワークを精密な温度制御下で加熱できる。
Arcanolは、回転およびリニア軸受における摩擦と摩耗を大幅に低減し、長寿命化と持続可能性の向上に貢献する。温度や荷重、環境といったさまざまな使用条件に合う製品をラインアップし、厳格なバッチ試験により、一貫した品質を保証する。
状態監視ソリューション「OPTIME Ecosystem」には、新モデル「FAG OPTIME E-CM」を追加。従来の機械的振動検知に加え、モーターの電流および電圧を解析する機能を搭載しており、コンプレッサーやロータリーポンプ、ファンなどの駆動源における故障の兆候を早期に予測する。これにより、予期せぬ設備停止の防止に貢献する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
精密アンギュラ玉軸受やリニアガイドシステム開発、欧州工作機械展示会に出展
Schaeffler(シェフラー)は、欧州最大級の工作機械見本市「EMO Hannover 2025」で、新開発の精密アンギュラ玉軸受やスクリュードライブ用ハイブリッド軸受、リニアガイドシステムなどを展示した。
「ヒューマノイド向けに大きな可能性」見るシェフラー、独自技術の軸受アピール
Schaeffler(シェフラー)は世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ(HANNOVER MESSE) 2025」において、ロボティクス向けの複列アンギュラコンタクト針状ころ軸受「XZUシリーズ」などを紹介。ヒューマノイドロボット向け技術への期待を示した。
アプリローンチが加速する自動車のデータ共有圏Catena-X/Cofinity-Xとは?
欧州を中心にデータ共有圏の動向や日本へのインパクトについて解説する本連載。第5回は、自動車向けデータ共有圏であるCatena-XとCofinity-Xを紹介する。
シェフラーが米国に新工場、2.3億ドル投資して電動アクスルなど生産
シェフラーは電動アクスルなど自動車の電動化部品を生産する新工場を米国オハイオ州に建設する。
ロームとシェフラー、協業により新型高電圧インバータブリックを量産開始
ロームとシェフラーは、戦略的パートナーシップに基づき、中国大手自動車メーカー向けにロームのSiC MOSFETベアチップを組み込んだシェフラー製新型高電圧インバータブリックの量産を開始した。


