三菱電機が北米グループ会社3社の組織再編、間接部門集約や製造拠点の資産活用:製造マネジメントニュース
三菱電機は2026年7月1日付で、北米グループ会社3社の組織再編を実施する。FAシステム事業のサービス力強化に加え、間接部門の集約や製造拠点の資産活用を推進し、北米グループの業務効率化を図る。
三菱電機は2026年2月6日、同年7月1日付で、北米グループ会社の組織再編を実施すると発表した。
組織再編は、昇降機や冷熱機器の販売および地域統括を担うMitsubishi Electric US(三菱電機US)、FA機器やCNCの販売、サービス提供をするMitsubishi Electric Automation(三菱電機オートメーション)、自動車機器を製造、販売するMitsubishi Electric Automotive America(三菱電機オートモーティブ・アメリカ)の3社間で実施する。
まずは、三菱電機オートメーションのFA機器、CNCの販売、サービス事業を三菱電機USに統合する。FA事業におけるデータを利活用するほか、事業横断的にソリューションの提供を加速させ、北米でのサービス体制を強固にする。
また、3社の間接部門を三菱電機USに集約し、業務やシステムを標準化する。これにより、専門的な知見を組織全体に展開するCoE(Center of Excellence)化を加速させる。
さらに、三菱電機オートモーティブ・アメリカが保有するメイソン製造拠点の資産を三菱電機USに譲渡し、同拠点を従来の自動車機器製造だけでなく、FA機器やCNC製品の製造、サービス拠点としても活用する。複数事業にまたがる倉庫機能やサプライチェーンマネジメントを共有することで、グループ全体のオペレーションを最適化する。
なお、北米における自動車機器事業については、資産譲渡後も三菱電機オートモーティブ・アメリカが担当する。三菱電機はイノベーティブカンパニーへの変革を掲げ、北米市場での顧客ニーズの変化に柔軟に対応できる体制を整える。
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