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三菱電機が米国OTセキュリティ企業の全株式取得完了、Serendie事業の強化にも:産業制御システムのセキュリティ
三菱電機は、米国のOTセキュリティ企業Nozomi Networksの全株式取得が完了した。
三菱電機は2026年1月29日、米国のOTセキュリティ企業であるNozomi Networksの全株式取得が完了したことを発表した。
三菱電機は2025年9月9日に、同社にとって過去最大の買収額となる8億8300万ドル(約1300億円)でNozomi Networksを完全子会社化すると発表。2025年中の手続き完了を見込んでいた。
IoT(モノのインターネット)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の普及で、製造現場が外部ネットワークとつながる機会が増え、サイバー攻撃のリスクが高まっている。
三菱電機は2023年から本格的にOTセキュリティ事業を展開しており、2024年にはNozomi Networksに出資して7%の株式を取得していた。また、今回の買収が同社のデジタル基盤「Serendie」事業の強化にもつながるとしている。
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