50〜65歳の9割がAIに対し敗北を実感、一方で約7割が「味方」と回答:キャリアニュース(2/2 ページ)
BEYOND AGEは50〜65歳を対象とした「生成AI利用に対する懸念調査」の結果を発表した。自分の能力がAIに負けていると91.3%が回答。一方でAIに対し、74.0%が「味方」と肯定的に捉えていた。
AIの台頭に対し、過半数が無対策
AIが社会に浸透した後の最大の心配事は、「特にない」が28.0%で最も多かった。何らかの不安を感じている残り約7割の内訳は、「働き口が見つからないこと」(20.7%)、「給与や生活水準が下がること」(18.7%)、「社会とのつながりがなくなること」(16.7%)、「仕事のやりがいがなくなること」(16.0%)となっている。
AIに仕事を奪われないための準備については、54.0%が「特に何もしていない」と回答した。AIに危機感を持ちながらも半数近くが具体的な行動に移せていない実態が浮き彫りになっている。一方、「生成AIが対応できないようなスキルを磨いている」(22.0%)や「生成AIを活用するスキルを磨いている」(15.3%)のようにAI対策を講じている人もおり、準備の有無による二極化が進んでいる。
今後、生成AIに代替されにくいと思う仕事の特徴は、「人の感情や心に寄り添う仕事」(42.7%)が最も多く、次いで「肉体労働や複雑な現場対応が必要な仕事」(30.0%)となった。これら上位2項目で全体の7割以上を占めており、AIが不得手とする情緒的価値や物理的な現場対応が強く意識されていることがうかがえる。一方で、かつて人間ならではの強みとされた「責任や最終決断を伴う仕事」(11.3%)や「0から1を生み出す(創造的な)仕事」(10.7%)は相対的に低い回答割合となった。
AIが「敵」か「味方」かを問う設問では、「味方だと感じる」(13.3%)と「どちらかといえば味方に近い」(60.7%)を合わせて、74.0%が肯定的な回答をした。能力的な敗北や、自身の仕事が代替される懸念を抱きながらも、AIは排除すべき対象ではなく、自身の業務や生活を助けるパートナーであると柔軟に受け入れていることがうかがえる。
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