ソラコムの契約回線数が900万を突破、大容量通信やAI活用を加速:製造業IoT
ソラコムは、グループ全体の契約回線数が900万を突破したと発表した。同社のAI、IoTプラットフォームの回線に加え、子会社の通信サービスを合算したもので、米国事業の成果や大容量通信の需要増が寄与した。
ソラコムは2026年1月6日、グループ全体の契約回線数が900万を突破したと発表した。AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「SORACOM」の回線に、グループ会社のミソラコネクトが提供する通信サービスを合算した数値となる。製造やエネルギー、物流など幅広い分野での需要拡大に加え、米国事業の伸長や大容量データ通信への対応が成長をけん引した。
SORACOMは、213の国と地域、509のキャリアに対応するグローバルな通信基盤で、海外売上高比率は4割を超えている。1つの国で複数の通信キャリアネットワークを利用できるマルチキャリア対応や、遠隔から通信プロファイルを書き換えられる「サブスクリプションコンテナ」機能、さらに「iSIM(モジュール一体型SIM)」などの多様な形状により、高い信頼性と柔軟性を備えている。
同社は2025年に「リアルワールドAIプラットフォーム」戦略を掲げ、IoT通信を軸にフィジカルとデジタルの融合を推進している。AI統合型のデータ分析基盤「SORACOM Query」や、IoTシステムの自動化を支援する「SORACOM Flux」、生成AIによる映像分析を行う「ソラカメAI」などを展開。製造業の侵入検知や小売業の在庫測定など、現場主導のAI活用を支援している。
AI時代の到来に伴い、映像や点群データなどの大容量データを扱うニーズに対応するため、1TBを超える大容量通信プランの提供も開始した。また、2025年8月よりミソラコネクトの事業を開始。ミソラコネクトは、NTTドコモのフルMVNOとして、モバイルワーカー向けやデジタルサイネージ、警備通信などの用途にも展開を広げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
IoTのソラコムが生成AIと融合、リアルワールドAIプラットフォームへ
ソラコムは、生成AI時代における新たなビジョンとミッション、プラットフォーム戦略を発表した。プラットフォーム戦略では、現実世界の全てをAIにつなぎ、より良い未来を創造する「リアルワールドAIプラットフォーム」への進化を目指すという。
ソラコムの契約回線数が800万を突破、IoTとAIの融合も推進
ソラコムが提供するデータ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数が、800万を突破した。また。同社はIoTとAIの融合を軸にしたプラットフォーム「リアルワールドAIプラットフォーム」構想を発表した。
ホンダのモビリティロボット向けにソラコムのIoTプラットフォームが採用
ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」が、ホンダのモビリティロボット「UNI-ONE」にデータ通信基盤として採用された。
大崎電気とソラコム、電気設備保安を効率化するスマート保安検証モデルを開発
大崎電気工業とソラコムは、商業施設などの電気設備保安を効率化する検証モデルを開発した。マルチデータ収集装置とIoT通信基盤「SORACOM」を活用し、電気設備の状態をリアルタイムで遠隔監視できる仕組みを構築した。
クラウドカメラサービスに生成AIによる画像分析機能を追加
ソラコムは、同社が提供するクラウドカメラサービス「ソラカメ」に、生成AIを使った画像分析機能「ソラカメAI」を追加した。データを見て判断する作業をAIが補完し、日常業務の効率化とリスク早期把握に貢献する。
フルMVNOの強者連合が誕生、丸紅とソラコムが通信事業の新会社を設立
丸紅と同社グループの丸紅I-DIGIOホールディングス、ソラコムの3社は2025年5月12日、東京都内で会見を開き、丸紅とソラコムのIoT領域における戦略的協業の一環として、ソラコムと丸紅I-DIGIOによる通信事業の新会社を設立すると発表した。


