デンソーがAUTOSARのコアパートナーに、車載ソフトウェアの標準化をさらに推進:車載ソフトウェア
デンソーは2026年1月から車載ソフトウェアの標準化団体であるAUTOSARのCore Partner(コアパートナー)になったと発表した。
デンソーは2026年1月19日、同月から車載ソフトウェアの標準化団体であるAUTOSARのCore Partner(コアパートナー)になったと発表した。【訂正あり】
2025年までAUTOSARの最上位の会員となるCore Partnerは、オモビオ(旧コンチネンタル・オートモーティブ)、BMW、フォード、GM(General Motors)、メルセデス・ベンツ、ボッシュ、ステランティス、トヨタ自動車、フォルクスワーゲンの9社だった。
【訂正】初出時、2025年までのCore Partner9社の社名に誤りがありました。おわびして訂正いたします。[編集部/2026年1月20日21時40分]
今回、デンソーとともに、ファーウェイ(華為技術)とベクター(Vector Informatik)の3社が新たにCore Partnerとなった。併せて、フォードとステランティスの2社がCore Partnerから外れている。この交代によりCore Partnerは10社体制となった。
なお、フォードはAssociate Partner、ステランティスはPremium Partnerとなっている。
デンソーは2004年にAUTOSARのPremium Partnerとして加入。その後、2019年にStrategic Partner、2022年にはPremium Partner Plusとなっている。AUTOSARの技術戦略を推進するProject Leader Teamの一翼を担い、車載ソフトウェアプラットフォームの標準化に積極的に貢献してきたとする。
また、2022年にはAUTOSARの日本地域における代表(Regional Spokesperson)をデンソーから輩出しており、日本国内でのAUTOSAR普及にも尽力してきた。
今回、組織運営の中核を担うCore Partnerとなったことで、AUTOSARの戦略やロードマップ策定にも積極的に取り組み、これまで以上に車載ソフトウェアの標準化を推進していくとしている。
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