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日本国内でリモートアクセス用クラウド提供開始、中国とVPN通信も:製造ITニュース
フエニックス・コンタクトは「IIFES 2025」において、セキュアな遠隔サポートを可能にするリモートアクセス用クラウド「mGuard Secure Cloud」を紹介した。
人手不足などを背景に産業設備のリモートメンテナンスや遠隔監視のニーズが高まっている。ただ、リモートメンテナンスなどを行うためのシステムの構築自体が難しい上、システムが構築できてもサイバー攻撃に見舞われれば多大な損害が発生してしまう。
そこで、PHOENIX CONTACT(フエニックス・コンタクト)が「IIFES 2025」(2025年11月19〜21日、東京ビッグサイト)において紹介したのが、セキュアな遠隔サポートを可能にするリモートアクセス用クラウド「mGuard Secure Cloud」だ。
mGuard Secure Cloudは欧米では既に10年以上の実績を持つ。クラウド上でのごく簡単な設定のみで接続を開始でき、各地の設備を世界中からリモートメンテナンスできる。クラウドはメッシュ構造によって冗長接続されており、途中経路で問題が起きても代替経路での接続可能だ。2要素認証や役割設定、サブネットアクセス制限などのセキュリティ機能も備えている。2025年12月1日からは日本国内でも正式にサービスを開始している。
クライアント端末側は同時に2ユーザーまでアクセスでき、計8GB/月まで無料となっている。オプションとして、中国にある設備とセキュアで安定したVPN通信での監視を可能にする「China VPN+」も提供している。設備側は接続数による従量課金はない。
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