検索
コラム

ヤゲオの芝浦電子買収で考える「自社が買収を持ち掛けられた場合」製造マネジメント メルマガ 編集後記

これからは同様のことが頻繁に起きるかもしれません。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 この記事は、2025年10月6日日発行の「製造マネジメント メルマガ」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

≫過去の「メルマガ編集後記」はこちら

 台湾の電子部品大手であるYAGEO(以下、ヤゲオ)による、温度センサー大手の芝浦電子のTOB(株式公開買い付け)が2025年10月3日に成立する見込みとなったことが発表されました。

 芝浦電子の買収については、ヤゲオが2025年2月に芝浦電子の同意を得ないまま提案したものです。その後、ミネベアミツミがホワイトナイト(友好的な買収者)として参戦し、2025年5月のTOB開始以降は買い付け価格の引き上げ合いを行うなど、激しい応酬が繰り広げられていました。しかし、8月下旬にミネベアミツミが価格の引き上げを諦め9月12日にTOB不成立を発表し、事実上の撤退を表明しました。ヤゲオは9月2日に外為法的審査も通過し、最終的に当初予定の過半数を上回る約87%の株式を取得したといいます。これにより、ヤゲオによる芝浦電子の買収が確定しました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る