「乗れば良さが分かる」の難しさ
日産自動車が軽自動車をつくっていると知らない人たちが、実は結構いるらしいのです。本当に? マニアックな海外メーカーではなく日産の商品なのに? あれだけEV(電気自動車)の「サクラ」が売れたのに? 三菱自動車の燃費不正問題が発覚したのも日産自動車が軽自動車をつくっているからなのに?
でもそう思うのは、自動車の情報によく触れる立場にいるからなのでしょう。普通の人からすれば、身近で誰かが乗っていない限り、テレビでCMが流れないクルマは知る機会がそもそもないのかもしれません。街中ですてきなクルマを見かけても、周囲に詳しい人がいなければ何というクルマなのか知る方法もありません。
先日、軽自動車「ルークス」の新モデルが発表されたときに、そんな話を聞きました。「現行モデルにも強いポイントはたくさんあったのになぜ勝てないのか、まずは新型ルークスをいかに知ってもらうかだ。知ってもらわなければ候補のリストにも載らない。知ってもらい、乗ってもらえれば価値は伝わる」とのこと。
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