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コラム

AI時代だから考えたい「ファクト」は全てを表しているのか日刊MONOist月曜版 編集後記

同じファクトでも引き出される“解釈”はさまざまです。

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 この記事は、2025年8月4日日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

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 最近、メディアとして「生成AI時代にどう立ち向かうのか」という話が求められる機会が増えてきました。もちろんメディアのビジネスモデルとして、これまでの検索流入を1つの軸とした手法が変わったり、新たにAI検索に最適化する手法を生み出す必要があるなど、影響はたくさん出ているのは事実です。ただ、メタ的視点でいうと、読者として捉えている製造業のモノづくり技術者にとって日々新しい課題が生まれており、それに対して十分な情報がない領域は数多くあります。生成AIがそこを埋められないのであれば、われわれが埋めていく必要があると捉えて日々メンバーで試行錯誤しながら情報発信をしているわけです。

 そういう中ですが、最近AIではまだまだ難しく、人が間に立ち水先案内人のような役割をする余地が残されていると感じさせられたことがありました。SNSでのいくつかの議論にMONOistの記事が引用される中で、同じ記事でも解釈によって使われるロジックが異なるというものです。

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