この記事は、2025年5月13日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
ニデックが2025年5月8日に、牧野フライス製作所(以下、牧野フライス)へのTOB(株式公開買い付け)の撤回を発表し、5カ月近くに及んだ両社の攻防は終わりを迎えました。その前日、ニデックが東京地方裁判所に起こした、牧野フライスのTOB対抗措置の差し止めを求める仮処分命令の申し立てが却下されていました。これがターニングポイントになったと見られます。
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事前協議、同意なきTOBを追って
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