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ソフト不要、本体操作で許容速度を設定できる回転監視セーフティリレー:FAニュース
フエニックス・コンタクトは、ソフト不要で簡易に操作できる回転監視セーフティリレー「PSR-MM20」を発売した。近接センサー2点と接続して回転機構を含む設備の過速度や停止を検知し、安全に動作させる。
フエニックス・コンタクトは2025年4月21日、ソフトウェア不要で簡易に操作できる回転監視セーフティリレー「PSRmotion」シリーズの新モデル「PSR-MM20」を発売した。近接センサー2点と接続して回転機構を含む設備の過速度や停止を検知し、安全に動作させる。
設定用のソフトウェアを使わずとも、本体のDIPスイッチとボタンを使って許容速度を0.5〜315Hzの間で設定できる。計測速度は0〜10Vのアナログ信号として外部に出力可能。安全カテゴリー4/PLe、SIL3といった安全規格に対応できる。本体サイズは幅17.5mmで場所を取らない。
工場の自動化が進む中、電気エネルギーを回転動作に変えるモーターの需要が増してきている。危険な回転動作の発生時、迅速に検知して安全を担保する技術の需要も高まってきているという。
PSRmotionシリーズとしては既に、より精密な速度監視やシャフト破損監視にも対応する高機能モデル「PSR-MM30」、センサーレスで停止を検知する「PSR-MM25」、同じくセンサーレスで過速度を検知する「PSR-MM35」の3モデルをラインアップしている。
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