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塩ビ成形材の米国製造拠点で生産設備増強:工場ニュース
米国ケンタッキー州に本社を構えるRIKEN AMERICASの子会社であるRIKEN ELASTOMERSは生産設備増強を完了した。
リケンテクノスは2025年3月21日、連結子会社で米国ケンタッキー州に本社を構えるRIKEN AMERICASの子会社であるRIKEN ELASTOMERSの生産設備増強が完了したと発表した。
ワイヤハーネスを中心とした自動車用部材や異形押出成形用の塩化ビニール成形材料および高機能プラスチック成形材料を製造/販売するRIKEN AMERICASグループでは、拡大する北米の塩化ビニールコンパウンドの需要に対応するため、2022年秋にグループ会社であるRIKEN ELASTOMERSの設備増強計画を進めてきた。
RIKEN ELASTOMERSで新たな製造ラインの設置工事が完了し、本格稼働に向けた試運転を開始。2025年3月13日に竣工(しゅんこう)式を開催し、米国ケンタッキー州ホプキンスビル市の関係者が参加した。
今回の生産設備増強でRIKEN AMERICASは品質を維持しながら生産効率の向上を実現。これにより北米の塩ビコンパウンド市場で競争力を高めていく。
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